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だるま

数ある縁起物の中でも最古老は何と言ってもダルマです。

室町時代に禅の教えと共に伝わり、江戸時代には起き上がりになり、今でも愛されている超ロングセラーのマスコット。何度転んでも又起き上がる只者ではないのがダルマです。

そのダルマは今から1600年ほど前のインドの王子、菩提達磨がモデルで150年生きたと言われています。また、仏教の布教のため中国に渡り禅宗の祖としても有名です。
ダルマは修行のため中国の少林寺の洞窟の岩壁に向かって9年間座禅を組み続けたそうで、その時の姿が今の「ダルマ」の形の元になったと言われています。

その時着衣していた赤い法衣、睡魔に負けないようにと瞼を切り落としたためのギョロ目、ずっと座禅したままだったので衰えてしまった手足、など。
そんなダルマですが、ダルマの起き上がり人形は実は日本人の発明品です。インドで生まれた達磨大師が「起き上がり」になって日本だけの縁起物になりました。

ダルマは長い歴史の中で玩具や土産物、縁起物として親しまれてきましたが、何と言っても目に付くのが「縁起物」でしょう。

だるま

 

選挙でダルマに祈願して当選を喜ぶ姿はテレビでもよく見かけます。
縁起物のダルマの使い方としては、願をかける時向かって左目に黒目を入れます。
」という文字を書いてそれを丸く塗りつぶし黒目にします。

願が叶ったら向かって右目に今度は「」という文字を書いてそれを丸く塗りつぶし黒目にします。
なぜ阿と吽なのかと言いますと「阿吽」という言葉から由来し、阿は物事の始まり、吽は終わりを表し、何もないところから願いが現実になりました、と言うことを意味しています。