奴さん

凧でお馴染みの奴さんです。

日本の数ある郷土玩具の中でもあまりメジャーではありません。珍しいのではないでしょうか。

元々奴は武士に仕える雑用係を指す呼び名で、大きな四角の紋「釘抜紋」が特徴です。

正月に奴凧が上げられるのは、身分の低い奴が大名などをはるか下に見下ろすという庶民の仕返し、という説もありますが、歌舞伎や歌舞伎舞踊、祭りなどにも取り上げられ広く親しまれたキャラクターであり、今では正月によく見る顔となりました(とは言え昨今では凧を上げる子供も減りましたが)。

 

サイズ:高さ15㎝、横幅:17㎝、奥行:7㎝