二福神

恵比寿と大黒が仲良く小槌に乗っている縁起物です。

恵比寿は海の幸、大黒は山の幸をもたらすとされています。

小槌には縁起の良い宝船が描かれ、サイドにはめでたい鯛、そして金千両や株が上がる蕪など縁起尽くしとなっています。

背面はこれまた縁起の良い「長き夜の遠の眠りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな」という回分が書かれています。

これは和歌の一種で、最初から読んでも逆から読んでも同じ音になります。意味は「進みゆく船は心地よく波音を立てるので、過ぎ去る刻の数えを忘れてしまい夜の長さを感じてしまう」となり、波乗りは実り、長き夜は長寿、船は宝船など随所に言葉遊びが入っていると言われています。

江戸の昔は正月早々に「お宝、お宝」と物売りが声を掛けて宝船を売り歩き、庶民は買いに走っていたそうです。

古き良き日本の習慣に身を馳せて飾ってみてはいかがでしょうか。贈り物にも最適です。

 

サイズ:高さ26㎝、横幅:17㎝、奥行12㎝